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駒の価値のレーティングを求めてみる
Crazy Stoneの論文の方法で,駒の価値のEloレーティングを求めてみました.
駒の交換は価値の低いものから行われると仮定して,交換された駒を負け,交換されなかった駒を勝ちとしています.ちょっと変なモデルかもしれませんが.例えば銀桂香で相手の駒をとれる状況のときに香でとった場合,負け…香,勝ち…銀桂みたいな感じになります.
学習データは棋譜2万局のうちの駒の取り合いが起きている局面,かかった時間は20秒くらい(大部分はデータの読み出し)です.
歩 | 香 | 桂 | 銀 | 金 | 角 | 飛 |
100 | 240 | 259 | 281 | 395 | 400 | 495 |
と | 成香 | 成桂 | 成銀 | − | 馬 | 龍 |
199 | 212 | 274 | 287 | − | 453 | 496 |
うーん,なんともいえない感じですね.傾向としては大体あっているので,もう少し工夫すれば実用可能かもしれません.