モンテカルロ将棋(2)

http://d.hatena.ne.jp/mkomiya/で取り上げていただいていたみたいです。
現時点ではMCでの選手権は予定していないですかね。ところどころで驚くような手を指すのですが、やっぱり全体を通してみるとまだまだ弱いので。まぁ開発が間に合わなくて、ネタで出すという展開はあり得るかもしれませんが(笑)。オープン戦にはそのうち出してみたいと思います。

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CrazyStoneの論文の方法で指し手の特徴のレーティングを求めてみました。
駒の損得、リキャプチャ、玉と近づいたか、といった基本的な特徴のほかに、玉と玉に隣接する味方の駒と指し手の3つの関係(bonanza流ですね…)のパターンを学習させてみました。

予測率*1基本的な特徴のみ+パターン
序盤 7%16%
中盤13%14%
終盤19%19%
全体13%17%

パターンはとりあえずよく現れた2,000種類を用いました。相手玉との関係は考慮していないので終盤の予測率がほとんど上がらないのは、まぁ当然。基本的な特徴をちまちま追加していくよりは、大量にパターンを抽出して学習、というスタンスのほうが予測率を改善できそうです。学習にそれほど時間がかかるわけではないので、パターンはもっとたくさん利用してよさそうですね。

*1:実際の指し手に割り当てた確率の平均・・・でいいんですかね。誰か正確な定義を知ってたら教えてください…。