戦型

いままでwdoorで対局したすべての棋譜を見直してみました(kiri-test, kiri900, kiri).
「棋理」と当たるときは横歩・相掛り系に誘導するといいと思います…とか書くと罠っぽいですかね(笑).上位陣に一発入れたいなら矢倉か.まぁ,kiri-testに関しては,まだ評価関数が完成していない段階のものだったのであまり当てにはならないのですが.少なくとも今は横歩・相掛りで美濃囲いを目指す(まぁ部分的にはある形なのですが…)ようなことはないと信じたいですね.とりあえず今のところ定跡はランダムのままで行こうと思っています.

http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/LATEST/html/2008-04-gps-kiri.html
ちなみにこっそりgpsと対局させているのですが,gps-1500-0にはまぐれよりは少し勝てるようになってきているみたいです.CPU数は1だったり4だったり8だったりするのですが,やはり多い方が勝ちやすいかなという感じです.

モンテカルロ将棋*1

このネタはかなり詳しくやったので食いつきはいいです(笑).
GPSの竹内さんも実験されているみたいです(2008-04-28 - フダンの記録).私のプログラムは遠見ベースなのであまり早くないのですが,OSLなら速そうですね.

・ UCB1-Tuned (UCT)
・ 1手詰関数 (MC, UCT)
・ SEE が正の手を優先 (MC)
・ 4096手で終局しないなら評価値の正負を返す (MC)
・ ノードを作る閾値が32 (UCT)

一手詰関数は確かに有効そうですね.4096手は少し長すぎるような気がします.そこまで長引いてしまうと,シミュレーションの結果と現在の局面の関連性がほとんどなくなってしまっているように思えます.どこかに書いたかもしれませんが遠見(MC)では,評価関数的なものは全く利用していなくて,ある程度の手数以上のシミュレーションはかなり強引に終局させています(256手で99%終局する).ちなみにSEEの値はEloレーティングに落として,その他のヒューリスティック(位置関係のパターンなど)と同等に扱っています.

1手違いの*1、長い詰みがからまない*2、終盤の局面では有効かな、というのが個人的な、いい加減な印象です。

この印象は私も全く同じです.ただ,実際にどうプログラムの中に生かすかというと難しいところなのですよね.

*1:何度目のタイトルだ…